2017.09.21

以前製作していた港町シリーズを、より良い試作品を作るために

高性能な3Dプリンターで出力してみた。

以前は出来なかった造形のできるので、データの形状の修正や新しいパーツの追加などもした。

上から「横浜」「函館」「富山」「長崎」

空中に浮くような形状の部分にはザポート剤がつくのだが、

まだサポート剤がついたままの状態なので、

サポート剤を除去してから下地剤を塗ることになる。

 

 

 

2017.09.21

サポート剤をヘラなどを使って除去した。

角や隙間、細かい形状の部分は取れにくいため、

洗剤みたいな溶液につけて、サポート剤を除去する。

上の写真は、そこまで終わったもの。

ほぼデータのまま出力されるが、薄い部分や細い部分は壊れやすく

サポート剤除去時や洗浄時に手が滑って何箇所か壊してしまった。

洗浄後はぬるぬる滑るので、慎重にやる必要がある。

これから下地剤を塗っていく。

 

ちなみにだが、データと出力結果はの比較はこちら

作成したデータはこれ

そして出力結果

 

写真が小さいので別の角度で

作成データ

出力結果

手前の帆船の帆は途中で壊してしてしまったが

ほぼ同じ形状で出力される。

出力後の表面も以前作ったものよりなめらかなので

後処理がだいぶ楽そうだ。

 

 

 

2017.10.05

先日出力したものに着色が完了した。

表面がなめらかなので思ったよりも綺麗に仕上がった。

あとはこれを綺麗な立方体にする方法を考えて終了の予定

 

2017.10.17

綺麗な立体にする方法についてはいくつか案を考えて、枠を作ってみた。

クリアする必要のある問題はいくつかあったので、以下の点を考慮して開発してみた。「prototype #06」からの大きな変更点は「少し大きく作って、削る」で、これまで避けてきた研磨作業を諦めてやることにした。

・エポキシ系樹脂の収縮

・収縮の際の枠の変形

・枠からの剥離作業

・中身の正確な配置

・固体化した際の表面形状(できるだけ綺麗な立方体になるように)

・仕上がった際の透明感

これは問題点がクリアできるかどうかの検証なので、少し小さい5cm角のサイズで作成した。

 

 

2017.10.17

上記の立方体作成キットを組み立てて

樹脂を入れるとこんな感じ

途中、中身が浮くハプニングがあったので

樹脂が外側に大量についたが、なんとかリカバリーして

固形化するのを待機中。

 

2017.10.18

固形化したので、枠を取り外し(破壊し)納得の透明感が出るまで研磨してみた。

枠から外すのがひと苦労で、磨くのがもっと苦労した

しかし、こういったものに仕上がるのが確認できたのでよしとする。

研磨の際は完全にフラットな場所でやることが肝要みたい。

拡大するとこんな感じ。

 

 

2017.10.18

次はいよいよ本番ということで

この仕組みで挑戦する。